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26.歯周病と入れ歯 |
歯周病が原因で歯を失い、入れ歯になった方や、それ以外のいろいろな理由で入れ歯になった方もいらっしゃいます。入れ歯生活が始まったからと言って、歯周病と無縁の生活になったとは考えないでください。
むしろ、入れ歯が歯周病の原因になることも十分考えられるのです。
歯周病を再び起こさないための口腔ケアも大事になりますが、入れ歯のケアも大事に考えていきましょう。口の中を出し入れする入れ歯。保存等に常に気をつけないと雑菌が繁殖します。これが歯周病再発の原因にもなります。
総入れ歯や部分入れ歯にあったお手入れを行いましょう。入れ歯専用の歯ブラシで毎日入れ歯についた食べカスなどを落とします。入れ歯用洗浄剤を用いて毎日就寝前に漬けおき洗いを施しましょう。
毎日正しいケアを行っていても経年経過とともに細菌が繁殖しやすくなりますので、歯科医師で定期的に入れ歯のメンテナンスを行うようにしましょう。
また、歯周病をいったん引き起こした口腔内は歯周病の再発をおこしやすくなります。歯周病が再び起こると歯茎の形状が変わり、入れ歯が合わなくなり痛みを感じたりします。
人によっては食欲を失ったりもするでしょう。歯周病を悪化させないためには、毎日の歯茎ケアや歯周病予防が大切になります。入れ歯のお手入れと同時に、入れ歯部分の歯茎のマッサージを行ったり、隣接する残存歯を丁寧にブラッシングして歯石の付着がないように気をつけます。
入れ歯を装着する前に、マウスウオッシュで口をゆすぐと効果的です。また入れ歯のメンテナンス同様、歯科医院でご自身の残存歯の定期検診を怠らないようにしましょう。
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