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| 11.歯周ポケット |
TVCMなどで「歯周ポケット」という言葉を聞いたことがある方がほとんどだと思われます。
それでも、正確に「歯周ポケット」とはどういうものか説明できない方も多いことでしょう。歯周ポケットは歯と歯茎の境目（歯肉溝）のことをいい、断面として考えると歯と歯茎の間にはわずかながらポケット状の隙間があります。この隙間に食べ物のカスや歯垢がたまりやすく、ケアを怠ると歯周ポケットから炎症を起こし、ポケットの隙間が大きくなっていきます。
歯周病が進行・悪化すると歯がぐらついたり、歯茎から出血がおこりやすくなります。
歯周ポケットの炎症を治療するためには、歯科医の診察の下、歯周ポケットに蓄積した汚れを取り除き炎症を沈めていく治療をしていきます。
歯茎という土台に支えられている歯槽骨が歯周ポケットにたまった歯垢や歯石によって溶けてしまうと抜歯を余儀なくされてしまう場合もあります。歯科医の治療のみならず、普段からの歯磨きなどのケアによって歯周ポケットに歯垢や歯石をためないように予防努力することが大切です。
歯周ポケットのケアは毛足が眺めで「ふつう」程度の歯ブラシを用い歯と歯茎の境目を優しくマッサージするように磨いていきましょう。歯ブラシは、歯茎に対して垂直に当てるのではなく、歯周ポケットに歯ブラシの毛足を入れることを意識して多少立たせるように当てていくとよいでしょう。強く歯ブラシを当てすぎると、歯茎を傷めてしまい逆効果なので、優しくブラッシングをしていくとよいでしょう。
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