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21.歯周病のメンテナンス |
歯周病に罹患した方は自覚症状があるために、即病状に気付くのですが痛みや腫れなどで歯周病に気付いた場合はかなり進行した状態に陥っているリスクが高いです。
「歯周病にならない」ために、歯周のメンテナンスを行う必要があります。これは、国が提唱している「8020運動(80歳まで20本の残存歯を保とう)」という運動の一環としても効果があります。まずは、自宅での歯磨きを励行することから始めます。歯科衛生士から正しいブラッシングケアの方法を指導してもらうことで、より歯周病予防に効果がある歯磨き方法を会得することができます。
また歯周病のメンテナンスのほか、虫歯に罹らないためにデンタルフロスを利用して歯と歯の間にたまった歯垢も掻きだしましょう。歯と歯の間の汚れは「汚れ」全体の4割も占めているといわれています。歯間をデンタルフロスで清掃することで、歯茎のマッサージ効果も期待できます。
ホームケアも大事ですが、やはりメンテナンスとして必要なのは、歯科医師の診察を受けることです。レントゲン撮影を受けて歯と歯茎の状態を確認したり、歯に蓄積された歯垢や歯石の除去、歯についたステイン(色素沈着)を取り去るだけで歯周病を予防する効果がホームメンテナンスのみの場合に比べると、数倍もの効果を表します。できれば、歯科医院には3カ月に一度ほど通われることをお勧めします。
信頼のおける歯科医師にメンテナンスを依頼すると、万が一歯周病が見つかった場合でも、あなたにとって一番良い治療方法を模索していくことができるでしょう。
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