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22.進行した歯周病 |
歯周病が進行していくと、自覚症状が強くなり痛みや腫れ、そのほかの症状を伴います。
進行した歯周病の病態の画像を公開している歯科医院等のサイトがあるので確認してみましょう。画像以外でも進行した歯周病の描画を公開しているサイトも見受けられます。
ご自身の歯周病の状態と比較する対象にしてみることをお勧めします。ですが、歯周病の診断はあくまでも医師の手にゆだねることを強くお勧めします。インターネット等のサイト閲覧でご自身の歯周病の進行状況を把握するのは危険です。
歯周病が進行していくと、しまいには歯槽骨が溶けてしまい抜歯を余儀なくされてしまいます。また溶けてしまった歯槽骨は再生不可能です。このほかにも全身疾患が悪化してしまうことも予想されます。
歯周病以外の病気が見つかる可能性もあるために、ご自身でのなまじ診断・なまじ療法はやめましょう。歯周病が進行して、歯槽骨が溶けてしまった状態にある場合、まだ軽度であれば歯科医院で歯槽骨の再生療法を行うことができます。
この療法は、溶けてしまった歯槽骨の再生を促すために特殊な薬品を用います。この薬品はメンブレンといい、人工的に特殊な膜を設置して歯槽骨の再生につなげていきます。
進行した歯周病の治療は、抜歯をするのがセオリーとも言われています。歯槽骨は自然に再生できませんので、治る見込みがない場合には即抜歯になります。また、残存させておくと、歯周病菌が他の歯に移るなど悪影響を及ぼす危険があります。
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