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19.歯周病と心臓血管疾患 |
歯周病と心臓毛血管疾患と記載してもどういった症状なのか結び付かないという方が多いでしょう。
心臓血管疾患とは心臓弁膜症や心筋梗塞などが代表される疾患です。歯周病に罹ると血液が流れにくくなったり、動脈硬化などが引き起こされて心筋梗塞につながったり、歯周病菌が血管の中に入り込んで心臓に到達した際に弁膜症を引き起こすなどと言われています。
これらの疾患は歯周病ばかりが原因ではありませんが、糖尿病や肥満というような生活習慣病をもった方は歯周病も合わせて罹患している方も多いことは確かです。
重篤な歯周病の病態をもった方は、心臓血管疾患のリスクも高くなります。生活習慣病を患っている方は、通院を怠らないようにし、歯周病を併発している方は、歯周病を緩和させるための治療を歯科医師より受けましょう。
毎日の口腔ケアを欠かさず行い歯周病菌を増やさない努力を個人で行うことも大切です。
歯周病を悪化させないということは、生活習慣病を悪化させない努力でもあることを常に念頭に置いて、毎日の規則正しい生活を行うべきでしょう。歯周病を治療すると、歯茎の状態も良くなりますので、歯ごたえのあるものや動物性の食品などを数多く食べられるようになり、食生活から生活習慣病を打破することもできるようになります。
規則正しい生活と整った食生活を行うことでも心臓血管疾患から身を守ることができますので、まずは口腔ケアをきちんと行うようにしましょう。
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